2024年 12月 16日
ワッショイ!「黒皮鉄ペイント祭り」

早いもので、発売から2年。
ペイントマニアの皆さま、もうお使いになられましたか^^?
「黒皮鉄」
といわれても・・・
見たことも聞いたこともないワード。
・・・ 黒皮鉄ってなに?
この塗料はどう使えばいいの?
「黒皮鉄」の読み方がわかない・・・・・・
発売当初、ペイント界を大きくザワつかせましたね。
実は私もそのひとりで、「黒皮鉄」がどんなものかイメージすらできませんでした。
知らないということは勿体ないことです。
二年前にもご紹介した商品ですが、もう1度一緒に「黒皮鉄ペイント」を復習してみましょう!
まずは読み方から。
「黒皮鉄」は「くろかわてつ」と読みます。
平仮名にすると人名みたいですね。
復唱してみましょう。
「くろかわてつ」!!
次に、「黒皮鉄」とはどういうものなのか。
「黒皮鉄」とは、鉄材が作られる過程で発生する酸化皮膜「黒皮」を纏った鉄材のこと。
「黒皮」の正体は「黒錆」だそうで、錆を発生しづらくしてくれる保護膜にもなるのだそう。
鉄を腐食させる赤錆と真逆で、良性の錆に分類されるのだとか。
しかし、黒皮は鉄材への密着が弱く、表面加工の妨げになるということで一般的には除去されてしまうそう。
それで、市場には出回らないわけですね。
我が家にも「黒皮鉄」製品の実物がなく、ここでお見せできなくて残念。
「黒皮鉄」が実際どんな素材なのかはネットでご確認下さい。
写真は全て「黒皮鉄ペイント」で作ったペイント作品です。
そして、ここからが本題。
「黒皮鉄」のような素材感が表現できる塗料、「黒皮鉄ペイント」です。
使い方はとっても簡単☆
塗料を塗って塗装面を磨くだけ!
磨く前の塗装面はマット、磨くとあら不思議!
鈍い光沢を放つ鉄テクスチャーができあがりました!
これが、ペイントでつくる「黒皮鉄」です。
ウエスではなくキッチンスポンジで磨いてもOK☆
ハード面で粗磨きをした後にソフト面で整えると、ムラなくキレイに仕上がりますよ^^
※力を込めすぎたり長時間磨きすぎると完全に色が抜けてしまうので注意
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工業系だけでなくフレンチ風や古道具風などにも。
表面を敢えて荒らしてみるのも一興。
塗料を厚塗りして削るとギラリとした無骨な光沢が現れます。
マットと光沢を混在させることでメッキが剥がれたよう表情に。
「黒皮鉄ペイント」は塗装面を研磨するので、表面の凸凹が大きく影響します。
木材に直接塗ると板目が浮き出てしまうので、金属の質感がうまく出せません。
木材に「黒皮鉄」を塗る時は表面に「リメイクシート」を貼ってからペイントすると表面がフラットに仕上がります。
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プロセスに一工夫加えることで表現の幅は無限大。
まだまだ伸び代が期待できる、工夫の余地が沢山残された「黒皮鉄ペイント」。
イメージするテイストを、自分に合った手法でいろいろ試してみてください^^
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今週は「黒皮鉄ペイント祭り」だ、ワッショイ!
