2022年 11月 21日
本番前の下準備

いよいよ今週木曜日からスタート☆
「黒皮鉄ペイントワークショップ」が始まります^^
今回のWSで使う塗料は、10月に発売されたばかりのターナー色彩「アイアンペイント黒皮鉄」【PR】。
塗装面を磨くと光沢が出る、不思議で面白い塗料です。
ワークショップで使う材料は全て塗装前処理を施しております。
塗装前のひと手間が作品を長持ちさせてくれるので、ご自宅でペイントされる時は是非この工程もお試し下さい。
今日は塗料の密着をよくしてくれる「下塗り」についてご説明したいと思います^^

塗料の密着が弱い素材は、一見塗装できたと思っても侮れません。
爪でこすったり、ふとした衝撃で塗膜が剥げたりめくれたりしちゃいます。
せっかくキレイに塗れたのに!
そんな、残念な結末にならないための対処法です。
今回使う塗装物で塗料の密着が弱い素材は、ガラスとプラスチック製のもの。
ほぼ全部ですね。
まず、中性洗剤で水洗いして表面の油分を取り除きます。
次に、メラミンスポンジで表面を研磨します。
サンドペーパーで頑張ればよりgood☆
しっかり乾かして、ここからが本番です!
刷毛にとったプライマーを塗布します。
が、
どうしても刷毛の筋跡が出てしまいます。
ここで放置するのはNG。
「黒皮鉄ペイント」は下地の凸凹が大きく影響する為、残った筋がそのまま浮き出てしまいます。
筋が目立つと金属製の素材感が損なわれるので、筋跡は完全になくす必要があります。
キッチンスポンジ(カットしたもの)のソフト面で塗布面をポンポンと押さえます。
そうすると刷毛跡が潰れ、筋は消え去ります。
マルチプライマーは乾きが早いので塗布後すぐにこれを行います。
プライマーの量が多いとスポンジで叩いた後、プツプツとした気泡が入ります。
ここで放置するのはNG。
固まったプツプツが塗装後に影響を及ぼします。
プツプツなってしまった場合は、新しいスポンジ(メラミンスポンジでも可)でもう一度塗布面を軽く叩きます。
余分な水分を吸収、さらには気泡を潰してくれてフラットに。
プライマーが染みこんでいるスポンジは逆効果なのでNGです。
プライマーの塗布面は触ると少しザラザラしています。
光にかざすと塗布できている部分とそうでない部分が確認しやすいです。
塗り残しを見つけた場合は、凸凹を出さないよう、慎重にその部分だけ重ね塗りします。
面積の広い塗装物は手早くやるのが成功のポイントです。
「黒皮鉄ペイント」はプライマーの筆跡さえもが命取り。
刷毛は毛先が硬くなっていない、できるだけ新しいものを使いましょう。
一面一気に塗り切ります。
ふぅ~っと、トイレ休憩などここで入れてはいけません。
プライマーは乾きが早いので、トイレから戻った時には手遅れ。
筋跡はもう消せません。
もしそうなってしまった場合はプライマーを水洗いしてリセットします。
キッチンスポンジはハサミで簡単にカットすることができます。
塗装面はソフト面で叩きますが、ハード面を残したソフトと全面ソフトのパーツを用意しておきます。
塗装物の面積に対応できるようスポンジの大きさを変えてストック。
こうしておくと必要な時にすぐ使えて便利です。
全面にプライマーを塗布したらすぐにスポンジで押さえます。
ハード面付きのソフトでポンポンと叩いて刷毛跡を消していきます。
全面ソフトは押す力が弱いので、この工程には向きません。
全面ソフトは指先でつまんで丸められる柔らかさが取り柄。
角を立ててはいけないカーブ面や小面積のものに使います。
小さなゴミや抜けた刷毛がくっついていたら、残さず取り除いておきましょう。
塗り残しがないか、光に当ててチェック☆
プライマー塗布後は、乾いたように見えても2~3時間はモノを重ねず放置しておきます。
表面が完全に乾いてから裏面です。
少々面倒ではありますが塗装前のひと手間が大事。
このひと作業入れておくことで塗料の密着が向上しますよ^^
脱脂する(中性洗剤で水洗いして表面の油分を取り除く)
↓
研磨する(メラミンスポンジ・サンドペーパーなどで磨く)
↓
プライマーを下塗りする
ワークショップでは時間の都合上、この工程は省かせて頂きます。
塗装前処理したものをご用意しておりますのでご安心下さい^^
もし、作業が早く終わったらこれも塗ってみたいというものがあればご持参下さいね。
「黒皮鉄ペイントワークショップ」ご参加下さる皆さん、当日はどうぞよろしくお願いします!
