2022年 10月 18日
関門突破で使い切り!「黒皮鉄」の木材ペイント
ターナー色彩のアイアンペイントに新色登場!
「塗って磨くだけで黒皮鉄調に」
塗装面を磨くと光沢感が出せる塗料『黒皮鉄』シリーズ【PR】が発売されました。
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連日ご紹介している「黒皮鉄」ペイント。
実験塗りしているといろんな可能性が見えてきて、ペイントする手が止まりません。
しかしひとつだけ、クリアできない壁がありました。
それは、「木材」にペイントすると木目の段差が塗装面に出てしまうこと。
「木材」もツルッと金属風ペイントしたいのにな!
これで「金属風」を表現するのはかなり難しい。
手がぷるぷるする程サンドペーパーでやすりがけしましたが、木目を完全に隠しきることはできませんでした。
・・・はぁ ~~~
磨いた後、表面の微細な形状が浮き上がってしまうのです。
木材で金属風テクスチャを表現するのは無理なのか・・・
そう諦めていた時。
ふと目に止まったのがこちら。
これだ!!
リメイクシートを使ってみたらどうだろう!
木材をシートで覆ってペイントすれば・・・
早速実験です!
刷毛に塗料(黒皮鉄・ブラック)をとり、全面に塗布します。
筆跡はスポンジでたたいて消去。
塗料が多すぎるとスポンジの跡が付いてしまうので、薄めの塗膜を作ります。
1回塗りでは下地が透けて見えるので2回塗りします。
塗装面をウェスで磨きます。
シートのおかげで木目は浮き出てきません!
実験成功☆
これで、木材を使った「黒皮鉄」ペイントが可能になりました!
救世主「リメイクシート」の起用で関門突破です^^
磨くとマットから光沢へ。
このビフォーアフターのギャップがクセになります^^
全面磨き終えたら「黒皮鉄」でエイジングペイントしていきます。
ところどころに厚塗りを加えてドライヤーで生乾きにさせ、表面が硬化してきたらスポンジでギュッと押さえつけます。
サンドペーパーを使ってもOK!
「スポンジ押し当ての術」・「表面削ぎ落としの術」でよりリアルな金属質テクスチャに!
初日にも記載しましたが、プロセスに一工夫加えることで「黒皮鉄」ペイントがもっと楽しくなりますよ^^
1.全面に「黒皮鉄」を塗り、ウエスで磨いて光沢を出す
2.同色を厚塗りしてドライヤーで生乾きにさせ、スポンジでおさえる
3.厚塗りしたブラックを完全に乾かし、ヘラなどで上面を削る
最後にメディウムと水性ステインで汚し加工を加えます。
使った色は「チーク」と「オーク」。
before
木材の「黒皮鉄」ペイントはリメイクシートで解決!
木工表現の幅がグッと広がります!
木目を封じ込めることで鉄板や鉄パイプのような金属質感に。
工夫の余地が沢山残された、可能性を秘めた塗料です!!
あれもこれも塗りたい!!
「黒皮鉄ペイントしたい病」発症です!
アレコレ塗りすぎて
まさかの塗料切れ。
先の工程に進めず、只今塗料の到着待ちでございます。
かつて、作例作りで一缶使い切ってしまう塗料があったろうか!