2022年 03月 02日
月に3回も通った人

先月、3回訪れた場所があります。
大阪在住歴25年。
エスパーMさんとの出逢いがなければ降り立つこともなかったであろう「野江駅」です。
※エスパーMさんは昨年のワークショップで意気投合し、その後も親しくさせてもらっています^^
出版社勤めもされていたエスパーMさんに印刷の相談したところ、こちらのお店を紹介されました。
行きつけカフェの近くに面白いお店があるんです、と。
JR、京阪、地下鉄、それぞれの駅から徒歩数分で来られるのもいいですね。
極度の方向音痴でも迷うことなく到着できた「THE LETTER PRESS 」。
この時は、教えてもらったカフェのついでにふらりと立ち寄ったかんじでした。
長屋を改装されたという店内はそれはおしゃれ。
柱や梁など既存の建物部分と、左官職人さんに塗ってもらったという無骨な壁色がジャストマッチ。
古さの味わいが現代風にアレンジされていて、見上げると迫力満点!
むき出しになった素材感、天井の高さも圧巻です。
店内に並んでいる什器も全てがステキ。
入り口付近は物販コーナーにもなっていて、文具女子は間違いなくキャッと喜びます。
長屋の奥行きを活かしたレイアウトがこれまたいけず。
奥へ進むほどマニアが興奮するしかけになっていて(?)、誘われるようにずんずんと店奥へと入り込んでしまいます。
一番奥に鎮座していたのはハイデルベルグ社(ドイツ)の自動活版印刷機。
数年前に出演したTV番組がきっかけで、某印刷業社から受け継ぐことになったそうです。
希少なものだとも聞き、黒光りの貫禄の後ろに後光が見えた気がしました。
聞けば、このマシーンの置き場確保が引き金となり、こちらの店をオープンさせたのだとか。
ここまでくるともう。
こちらがなんのお店かわかった人もいらっしゃいますね?
紙好きなら1度は体験してみたい!
「THE LETTER PRESS 」は(手刷り)活版印刷を体験できるショップなんです。
こちらのショップでは、活字を並べた組版で名刺やカード作りが体験できます。
ウエディングアイテムなどにも人気なのだそう!
活版印刷だけでなく製本加工機(綴じ機・穴開け機・ミシン罫加工機・角丸機)も使用可!
写真を見ているだけでも垂涎ものでしょう!
※活版印刷機・製本加工機は使用時間によって料金が変わります
古いマシーンや金属活字、そして上品に漂うインクの香り。
紙好きにはたまらない。
この空間で呼吸できることに喜びを感じます。
こちらは店頭でも販売されているカレンダー。
デジタルプリントにはない味わい深さがあります。
活版印刷の商品は雑貨屋さんや文具店にも置いてありますが、実際に版まで見ることはできません。
製造されている場所だからこそ、そのメイキングまで見ることができるのです。
体験で使わせて頂けるのは手動式の活版印刷機。
「テキン」です。
円盤のような丸いディスクにはインキがのります。
ハンドルを引くとディスクが回ると同時に、インキがローラーに塗り広げられます。
印刷の相談をさせて頂きたくお尋ねしたのですが、まさかの展開に。
活版印刷に、すっかり心を奪われてしまいました。
3回目の訪店ではオリジナル版で「活版印刷」にレッツトライ!
※2回目の時は(本来の目的であった)印刷のご相談をさせて頂きました。
アームカバーに入った「THE LP」のロゴマークもおしゃれ!
こちらのショップ、細部までいちいちステキです!
直感的に感じたことには何歳になっても挑戦したいもの。
突然降って湧いた好奇心☆
人生初!
「活版印刷」やってみました!!
ヨイショォ!
やり方悪いと筋肉痛必至(笑)!
「活版印刷体験 奮闘記」はまた明日^^
・HP「THE LETTER PRESS 」
・Instagram「THE LETTER PRESS noe」
