2021年 12月 18日
我が家の詩人

冬休み前の儀式、昨日は息子の2学期末懇談でした。
一学期末は先生から厳しいお言葉を頂きました。
本人も反省したのか、今学期は自分なりに努力したよう。
甲斐あって、5教科中3教科の成績がアップ☆
その場で小躍りを披露した息子です。
苦手な教科は相変わらず「国語」。
読解力と注意深さがないのですぐダマされちゃうんですね。
国語だけでなく算数などのひっかけ問題は全滅です。
しかし、日常生活では彼は詩人です。
何気ない会話の中で比喩してくるので「それはどういうこと?」と聞き直すこともしょっちゅう。
数日前の会話の中でも・・・
買い換えた枕が体に馴染まないので、息子に枕を数日取り替えてもらうよう頼んだのです。
彼の枕はほどよい高さと弾力で私の体にもジャストフィット。
交換をすんなりOKしてくれましたが、ここでも彼は詩人でした。
ここで問題です。
息子は何と言って自分の枕を母に託したでしょうか?
「ボクの『ハチミツ』を大事に使ってね」
でした。
意味が全くわかりませんね。
「自分の枕を『ハチミツ』」だと比喩する理由はこう。
ハチミツはミツバチが毎日コツコツと働いてこそできあがるもの。
自分の枕が絶妙な寝心地であるのは、毎日そうなるよう努力した結晶だということ。
物事は1日ではできあがらないということが言いたかったんですね。
美味しいとこ取りをするのだから、ありがたく思えということも。
実に奥深い・・・・・。
エアコンの湿っぽい臭いを「6月の靴下」、腹痛のことを「第二次世界大戦のようだ」と表現する息子。
受け口のことを「残酷な前歯」と言ったり、(モノづくりで)疲れた腕のことを「勇敢な右腕」と称えたり、日常生活の中だけでも彼の名言集ができる。
すごい伝達力だと感心するばかり。
「枕とハチミツ」は分かりづらい例えでしたが、息子のハチミツのおかげですっかり首筋の痛みは消えました。
交換している枕も彼にハチミツにしてもらおうという魂胆です(笑)。
詩人的な思考能力は抜群なのに、読解力が足りなさすぎて・・・
今回も国語の成績は上がりませんでしたね。
