2020年 12月 28日
人気ブロガーの今

「あった!ここだここ!!」
目的地に無事到着、安堵感に思わず ホ ~~~~~~ ~3
一人笑みを浮かべます^^
降り立った駅は阪急千里山線「千里山」、セレブの街としても有名な吹田市です。
初めて行く場所はパソコンで地図をプリントアウト。
ルートや目印を書き込んだマイマップを作成しておくんですね。
スマホのアプリを使うと100%迷子になるので、信用できるのはマイマップだけ!
しかし、そこはお決まりのパターン。
物忘れ選手権があれば優勝候補間違いなし、肝心のマップを家に置き忘れてきてしまいました。
仕方なくスマホのアプリに頼りますがやっぱり・・・
高級住宅街に迷い込んで袋のネズミ状態、駅から10分で辿り着くところを倍の時間をかけての到着です!
この日訪れたのは昭和レトロなマンションの一室。
ほっこりと装われたエントランスに、緊張の糸がホーーーーーッとほぐれます。
お城の迷路から脱出できた安心感^^
心落ち着く佇まいで迎えてくれたのは、papier natsumikan (パピエ・ナツミカン)さん!
この日、吹田に降り立った理由はこちらです。
「ごめんくださ ~ い」
カーテンを開けると・・・・・
衝撃の雑貨ワールド!!
外観からは想像もつかない素敵な空間が広がっていました。
見覚えのあるこのふたり組・・・!
この写真で、まさかと勘付かれた方はいらっしゃいますか?
私は、10年前に一気にタイムスリップです!
10年前といえば、インテリアブログ全盛期。
同じ趣味を持つ者同士がお互いの情報をブログで提供し合い、共通の話題で盛り上がる、まさにブログの時代。
あの頃はブロガー同士の交流がすごく盛んで、ランキング市場も毎日がお祭り騒ぎでした。
直接会うことはないけど、切磋琢磨しながらお互いを高め合える存在だったのが、「ブロ友さん」。
ブロ友さん達のすごい熱量に感化され、自分も頑張ろうと、体の底から力が沸いたものです。
今私がこうしてブログを続けられているのも、そんなブロ友さん達との出逢いがあったからかもしれません。
インテリアブログ界が寂しくなり始めてもう5,6年経つでしょうか。
ブロ友さんとの交流も自然と途絶え、あの人は今どうしているだろう、ふと懐かしくなることがあります。
そんな時、思いがけない一通のメールが届いたのです。
このブログを読んでくれている人の中には、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。
抜群のカメラテクニックとスタイリングセンスで、それはまるでインテリア雑誌。
「雑貨スタイリストな気分で」というインテリアブログを覚えてらっしゃるでしょうか!
「でっぴ夫人」という名のブロガーさんを!
人気ブロガーとして7年間もの間、雑貨ブログ界を引っ張ってこられたでっぴ夫人。
引退宣言のような記事にショックを受けたのは私だけではないはずです。
「ブログを通して得たものを生かし、多くを求めず、情熱をひとつに集約していきます」
そんな印象的な台詞の残し、雑貨ブログ界を去られて早5年。
実は、でっぴ夫人は私の憧れでもあり、ブロ友さんでもあったのです!
でっぴ夫人は今、どうしているのでしょう?
今日は人気ブロガーの今を、生き残りブロガーがレポートさせて頂きたいと思います!
p「初めまして、でっぴ夫人!」
D「pinkoさん、初めまして!やっとお会いできましたね!」
D「でっぴ夫人!懐かしい呼び名です(笑)」
D「実は私は今、「ナツミカン」という名でオリジナルスタンプを使ったカレンダーやカードなどを制作する、紙モノ雑貨職人をやっているんです」
P「そうでしたか、雑貨ブログを卒業されてどうされているんだろうって気になっていたんです」
N「ブロガーをやっていて、自分が何を追い求めているのかに気付いたのが5年前。某企業様の商品撮影のお仕事をさせて頂くようになったこともあり、これから何をするべきかが、その時見えてきたんです。」
N「ブログのおかげで自分の得意分野を再確認することができ、思い切って次のステージにダイブしましたね。」
P「写真のお仕事もされながらお店をオープンさせるその行動力、さすがはでっぴ夫人です!」
N「ナツミカンです。」
N「写真の仕事も大好きですが、自分のアトリエを持つことは長年温め続けてきた夢だったんです」
P「夢を実現されたんですね」
N「雑貨ブログは卒業しましたが、雑貨好きなのは今も変わりませんよ!」
P「しかし相変わらずのこの雑貨センス、スタンプとは思えない仕上がりに脱帽です!」
N「一枚一枚手作りなので、出来上がりはそれぞれ違いますが・・・」
N「実はカレンダーの数字も手押しで、スタンプならではの色のカスレが好きなんです」
P「妥協しない情熱と根性はブログをされてた時と同じですね・・・!」
P「実にでっぴ夫人さんらしい!」
N「ナツミカンです」
N「実はこのアトリエ兼ショップをオープンしたのは今年9月、できたてホヤホヤなんです」
P「おめでとうございます!久々にご連絡を頂いて舞い上がってしまいました!」
N&P「覚えてくださっていて、本当に光栄です!」
N「私はブログをやめてしまったけど、pinkoさんのブログはいつも見ていますよ」
P「ありがとうございます、雑貨ブロガーの生き残りとしてひっそりと気炎を吐き続けております!」
N&P「あの頃は雑貨の話で盛り上がりましたよね。近ければ会えるのに~って。」
P「そうですよね、少し遠いのでと思っていたら・・・全然遠くないですね!」
P「うわ!この引き出しは何ですか!」
N「シルクスクリーン版画もやっているんです」
P「ターナー色彩のアクリルガッシュを使って?」
N「ハイ、メディウムを混ぜる必要がありますが簡単ですよ」
P「し、知らなかった・・・!アクリルガッシュでそんなことができるなんて!アンバサダー失格です!」
P「雑貨がたくさん並んでいるこちらのコーナーは?」
N「私の好きな作家さんの作品や、雑貨を販売させて頂く雑貨屋さんコーナーです」
N「役に立たなくても、側にあるだけで幸せになれるものが好きで・・・」
P「それすごくわかります!」
N「雑誌『雑貨カタログ』が私のインテリアバイブル。まだその世界に生きているんです」
P「『かわいい生活』も全巻永久保存ですよね!」
P「ああ、なんだか10年前にあったあれこれが走馬灯のように、フラッシュバックです!」
P「お店を立ち上げることはいつ頃からお考えだったんですか?」
N「いつかはと漠然に思っていましたが、ある人との出逢いが決定打でした。」
P「ある人とは・・・?」
N「人気のスコーン屋さん『ひつじ舎』さんです!」
ひつじ舎さんは、地元吹田だけではなく各地からファンが押し寄せるという人気のスコーン屋さん。
営業日には開店前から長蛇の列ができるほどで、間に合えば奇跡、売り切れ必至のスコーン屋さんなんだそうです。
吹田市出身のSOLA CAFE店主も、もちろん知っていた。
S「知ってるに決まってるやん!この前も常連客から差し入れでもろたとこやわ!」
自宅の一部をカフェとして、今年の夏までイートインのお店を運営されていた「ひつじ舎」さん。
おうちカフェ「ひつじ舎」の歴史は10年以上になるといいます。
すごいですね、10年続けるというのは並大抵のという言葉では表せないものがあります。
P「『ひつじ舎』さんとはどのような出逢いだったんですか?」
N「私が『ひつじ舎』さんの常連客だったんです」
N「お互いハンドメイドや雑貨のことが好きで意気投合し、店主と客を超え、いつの日からか夢を語り合う仲になっていました」
N「ひつじ舎さんは移転先を、私がアトリエ兼ショップの場所探し始めたのも同タイミング」
N「運命に導かれるように出逢った物件が、ここだったんです」
N「ふたりとも実行型、志がピタリと合った時には、一緒にやろうっ!て、即決でした」
P「部屋だけでなく楽しみや目標もシェアできるなんて!うらやましい!」
N「夏にはふたりでDIYにも挑み、壁や床、什器も自分たちで塗装したんですよ。」
P「うわ~~~!聞いているだけでわくわくします!」
P「しかし・・・見事にスコーン売り切れちゃってますね」
N「『ひつじ舎』さんは開店同時に売り切れちゃうお店でも有名でして。。。」
N「でも、今日はpinkoさんが来るので特別に取り置きをしてもらっているんです!」
N「私の作業机で申し訳ないのですがどうぞ、お紅茶お淹れしますね。」
P「な・・・なんとぉ~~~~!!」
P「『ひつじ舎』さん、ありがとうございます!」
H「いいえ、わざわざはるばるこちらこそ、商品よりは小ぶりになりますがどうぞ召し上がれ」
P「こちらではイートインされていないと聞いていたので、感激です!」
P「『ひつじ舎』さんのスコーンを『ナツミカン』さんで味わえるとは・・・ファンの方から袋叩きにされそうです!」
H「今回は『ナツミカン』さん主催のワークショップのために、私も友情出演です。」
H「この企画を応援させて頂くべく、スコーンセットで参加しますよ!」
P「なんというありがたいお言葉・・・」
N「オープンしたこのアトリエで、pinkoさんのワークショップを開かせてもらうのも、ひとつの夢だったんです!」
P「身に余るお誘いです・・・!」
でっぴ夫人改め「ナツミカン」さんからそんなお声掛けを頂いたのは、コロナも終息するかに思われた初秋の頃。
p「私でよければ、喜んでやらせて頂きます!!」
ブロ友さんのお店でワークショップをさせて頂く日がくるなんて。
こちらこそ夢のようなお話です。
今すぐにと気がはやりますがまだまだ心配な、憎きコロナウィルス。
少人数制のイベントではありますが参加者様の安全を第一に考慮し、開催はもう少し先、桃の花咲く頃に。
地元を飛び出してのワークショップは初!
来年のワークショップ第一弾は吹田です!
今回のワークショップは、『ひつじ舎』さんのスコーンを食べられるという特典付き。
こちら目当ての方も多数いらっしゃるであろう、「DIYペイントワークショップ」は2021年3月の予定です。
主催はパピエ ナツミカンの「ナツミカン」さん。
お申し込みも「ナツミカン」さんの方での受付となりますのでご注意ください。
2月中旬頃、受付開始予定です。
開催日時が決定しましたら当ブログでもお知らせしますが、詳細事項はナツミカンさんのサイトでご確認くださいますようお願い申し上げします。
打ち合わせを兼ねてお伺いしたのは先週のこと。
10年越しのご対面でしたね^^
インテリアブログ繁栄期だったあの頃、雑貨好き皆の憧れだった「でっぴ夫人」は今、「ナツミカン」さんの名で再始動。
こどもの頃から夢だったという「アトリエ&ショップ」を構えられ、自分が本当にやりたかったことを実現されていました。
この日も「ひつじ舎」さんとおふたりで楽しそうにお店を切り盛りされていて。
こんな素敵な、思いの詰まった場所でワークショップをさせて頂けるなんて。
幸福感で一杯であると同時に、身の引き締まる思いです。
今年もたくさんの縁を運んできてくれたブログに感謝、ブロガーでいて本当によかったと思える1年でした。
年末まで更新は続きますけど・・・
今年一番の長文にお付き合いくださり、今日もありがとうございました!
