2020年 10月 13日
決戦は火曜日

火曜日は息子のスイミングスクールの日。
3年前までは、シャンプーハットがなければシャワーも浴びれなかった息子です。
一年生の夏のこと
「ぽんたくんお水が怖いみたいなので、水泳教室に入れてみてはどうですか」
「今はまだいいですけど、男の子だからこの先、恥ずかしい思いをするかもしれませんよ」
担任の先生にそう言われて想像してみました。
泳げないと、恥ずかしい・・・?
小学1年生 泳げなくてもかわいい
小学3年生 泳げない男子は数人
小学6年生 溺れ泳ぎで皆に笑われる
中学3年生 水泳大会で恥をかく
高校1年生 泳げないのが恥ずかしくて水泳を見学するようになる
大学1年生 泳げないのが恥ずかしくて彼女と海に行けない
大学4年生 泳げないのが恥ずかしくて友達の誘いも断るようになる
社会人 泳げないのが恥ずかしくて引き籠もりになる
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そんな恥ずかしい思い、息子にさせたくない!!
焦燥感に駆られ、翌週にはスイミングスクールに申し込みをしていました。
「この子、水が顔にかかるのも怖いのでお手柔らかにお願いします」
そう付け加え、毎週見学席から息子を見守る母なのでした。
水に慣れるためのお遊びコースから始め、顔をつけてのバタ足(この期間がすごく長かった(笑))。
シャンプーハットをつけなければ風呂にも入れない息子でしたが、あれから3年。
クロール、バタフライ・・・4泳法全てをマスターし、今はタイムを競うメドレーに勤しんでおります。
ライバルは、山田くん(小学3年生)。
山田くんとの壮絶なデッドヒートは、もはや小さなオリンピック。
抜きつ抜かれつ、両者ともすばらしい泳ぎです!
シャンプーハットのあの子が・・・
水に顔をつけることもできなかったあの子が・・・
母は見学席で何度目頭を熱くしたことでしょう(涙)。
3年前の先生のお言葉がなければ、今の息子はありません。
将来、頑張れるところまで水泳を続けて欲しいと願う母なのでした。
この勇士を田舎のじじばばや旦那にも見せてあげたいと思うのですが、見学席からは撮影禁止。
残念です。
そして今日は決戦の火曜日!!
朝ご飯を食べながら、「今日こそは山田に勝つ!」と意気込んでおりました。
頑張れ!息子よ!!
ちなみに、山田くんに勝利したことは一度もありません。
