2019年 10月 18日
賃貸壁を「モルタル風」にDIYペイント

「壁」を塗って色を変えるのは勇気がいりますが、その効果は絶大です。
日常の光景が変わるだけではありません。
家に居るのが楽しいとか、丁寧な暮らしを志そうとか、気持ちにもちょっとした変化があるんです。
これ以上の劇的ビフォーアフターのDIYはありません^^
部屋は壁の色や質感で表情がガラリと変わります。
お気に入りの雑貨が映え、これまでとは違った空気が流れ始め、その眺めに感動します。
我が家は賃貸マンションなので、壁に直接壁塗装することはできません。
ですが、賃貸暮らしでも可能にしてくれるのがDIY。
工夫を凝らせば如何様にもアレンジすることができるんです。
我が家では「板壁」を壁に張る手法で壁塗りをしています。
板壁は厚みの薄いベニヤ板でつくったもの。
カッターでカットすることができるので、家の中で作業しながら微調整することができます。
たわみやゆがみの懸念はモールで補強。
そうすることで板が壁から浮いてしまうのを未然に防ぐことができるんです。
これは10年前、初めて「板壁」を作った時と全く同じやり方。
ベースさえしっかり作っておけばその後の不具合とも無縁です。
その時に作った板壁第1号も、問題なく健在です。
板壁の作り方はこちらの記事をご参照下さい
エアコンの配管穴やコンセント部分の穴抜き、板壁以外のエリアにはしっかり養生を。
壁塗りDIYはここまでが大変な作業で、土台さえしっかり作っておけば完璧☆
後は露出部を塗るだけなので、ただただ楽しいだけの作業です^^
今回使った塗料はこちら
テクスチャーメディウムの「モルタル・コンクリート風」と「ニュースペーパー」。
ベースカラーは上記2種の塗料を調色してつくりました。
「コンクリート・モルタル風」は硬質で練り漆喰のようなメディウム。
ザラザラとした粒子とボテっと重みある質感で、表情のあるテクスチャを作り出してくれます。
SOLA CAFE リフォームでは単色使いしました。
上品な明るいグレイです。
今回は「ニュースペーパー」で色味を加えてベースカラーを作りました。
ニュースペーパーは鉛色のような少し青色を帯びた灰色です。
「コンクリート・モルタル風」と混色すると明るめのグレイッシュブルーに仕上がりました。
ベースカラーの上に「コンクリート・モルタル風」と「ニュースペーパー」をまだらに交互に重ねます。
コテを使うとゴテっとした無骨な質感を、スポンジで叩くとザラザラした肌触りを表現することができます。
失敗しても上から塗り重ねれば大丈夫。
見え隠れする下地の層が、味わいのある風合いを醸し出してくれるんです^^
くの字になったこのコーナー。
一面(窓側)ニュートラルなモルタル風に。
もう一面(凸面側)はアンティーク風塗装を施し、経年劣化の風合いを表現しました。
汚れペイントに使った塗料
・ミルクペイント(インクブラック)
・オールドウッドワックスウォーターベースコート(チーク)
水で薄めたインクブラックは刷毛でおおざっぱに、ステインはところどころに塗布しウェスで押さえるようにして着色します。
汚れペイントのやり方は、面積が違うだけで雑貨をペイントするのと全く一緒。
失敗すればまた塗り重ねればよし。
窓側の壁面は黑と茶が入っていないので、汚れペイントを加えた面に比べて明るめです。
作品の撮影時に2パターン使えるように塗り分けました^^
明暗が隣接する、無骨かつクラシックなコーナーに仕上がりました。
写真右面 賃貸壁
写真左面 塗装後
色気ない賃貸壁だって、ひと手間かければこのとおり^^
退去時に板壁を取り外してネジ穴を埋めれば、何事にもなかったかのように原状回復させることができます。
コーナーの下部にはキャベツボックスを重ねた簡易シェルフを設置しました。
普段はおもてに出さない小道具的な雑貨を収納しています。
ブログやSNSをしている人にとって、投稿する写真を撮影する場所はとても重要ですね。
背面ひとつで被写体の雰囲気がガラリと変わるので、壁色の効力は侮れません。
ダークな色調にすればフォトジェニックな写真が撮れますが、生活の場に暗い壁面は勇気のいる選択です。
そんな時は壁の一面だけペイントするのがおすすめです^^
あらわになっている賃貸壁は全て板壁で覆い尽くしたいところ。
切なる願いですが、我が家には立ちはだかるは「コンクリート壁」問題があり、なかなか着手に至りません。
ダイニングの一番広い面はホンモノのコンクリートで、ネジどころか画鋲さえ差すことができないのです。
どうやってやっつけようかと考えあぐねる今日この頃・・・。
と、その前に!
気になるのはこっち!!
配管穴の小窓のような白抜き!
ぬかっておりました。
グレイ壁とに際立つこのコントラストが気になってしょうがありません(汗)。
何とかしなければ・・・。
まだまだ止まらない令和元年のインテリア熱!
来週も違う壁やっちゃう気^^=3