2019年 08月 09日
アイアン風、サビ風、魔法のようなペイント術!
「ART&DIY LIFE FESTA」では沢山のご質問ありがとうございました。
展示していたアイアン、サビ風ペイント雑貨に興味を持たれる方がとても多かったので、改めてその塗装法をご紹介します。
アイアン(サビ)風ペイントは金属製の質感を表現する塗装法で、ゴツゴツした重厚な風合いが魅力です。
広い面積に塗装すれば空間そのものがインダストリアルな雰囲気に。
雑貨などの小物であれば部屋のテイストを乱すこと無く、アクセントカラーとして楽しめます。
100均グッズで作る「アイアン風トレイ」を作例に、ペイント法をご紹介します。
使った材料は「セリアの木製壁掛けヘキサゴンパネル」と「ラインストーンシール」。
パネル木枠の縁にラインストーンシールを貼ります。
アイアン(サビ)風ペイントはベースに凸凹があると好都合。
フラットな形状では表現できない立体感のあるテクスチャーを作れるからです。
使う塗料はこの3種。
・ミルクペイント(インクブラック)
・アイアンペイント(アイアンブラック)
まずミルクペイント(インクブラック)を全面に塗って下地を作ります。
商品(この場合はヘキサゴンパネル)の色柄を完全に潰してしまえば、塗り損じがあっても目立ちません。
プラスチック、紙、木材、
アイアン(サビ)風ペイントする時はどんな素材でも、まず黒く塗りつぶします。
次に登場するのが「ラストメディウム」。
レッドブラウンとダークブラウンがセットになっている商品です。
塗るだけであっという間にリアルなサビが表現できるというこの塗料は、2016年に発売されたもの。
あの衝撃から3年、愛用し続け行き着いたサビ風ペイントのやり方がコチラ
レッドブラウンとダークブラウンを半量ずつスポンジにとり、そのまま押さえるようにして塗布します。
大胆すぎるくらいに厚塗りして下さい。
ぼやけた印象になるので混色はしません。
こすってはダメ。
パキッとしたコントラストと表面で調色された自然なグラデーションを押しつけながら作ります。
一見めちゃくちゃそうに見えますが、これが絶妙なサビを生み出します。
下地の黒が残るくらいで大丈夫。
汚ッ!って思うくらいがよい塩梅です。
アンティーク風、ヴィンテージ風、インダストリアル風・・・
テクスチャペイントを作る時のポイントは、キレイに作ろうと思わないこと。
ラフな風合いを最大限に活かしましょう。
厚塗りすると乾燥に時間がかかるのでドライヤーは必須です。
お次はこちら。
当時、空前の男前インテリアブームだったいうこともあり一躍有名になった塗料です。
塗るだけで金属のような質感が表現できるという。
アイアンペイントの魔法に私も夢中になりました。
使い方はとっても簡単。
スポンジに塗料をとって表面に塗布するだけ。
この時折角つくった「サビ」を塗りつぶしてしまわないようにだけ気を付けて。
あっという間に「アイアン風ペイント」が完成です^^
最初は手加減が難しく感じるかもしれませんが慣れれば簡単な3工程です。
1.黒く塗りつぶす
↓
2.サビ風ペイントを施す
↓
3.アイアンペイントでフィニッシュ
アイアンペイントは全8色。
アンティークゴールドを使えば高級感のあるラグジュアリーな雰囲気に。
アイアン(サビ)風塗装はトレイなどの「入れ物」にもおすすめです。
繊細なガラス雑貨やアクセサリーとの相性もよく、重厚な質感が華奢な美しさを引き立ててみせてくれます。
ターナー色彩から販売されている塗料は全て「水性」です。
手についても水で洗い流せるし、塗料の匂いもほとんどありません。
恐れることは何もありません。
色だけでなく質感までも変わったように見せることのできるペイントマジック。
今回はアイアン(サビ)風ペイントをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか^^
このブログをずっとご覧下さっている方には何を今更の情報でしたが、
来週はご期待下さい!
お盆休み真っ只中にもかかわらず、ブログ初登場の塗料をご紹介したいと思います!