2019年 07月 28日
誕生の瞬間
夏休みに入り、ようやく1週間が経ちました。
まだ1週間・・・!
1日がとてつもなく長いです。
今月始め、セミの合唱も始まる前のこと。
「ママ、落とし物拾ってきたで」
もはや驚きもしません。
息子が通学帽を母に差し出す時。
その魂胆は見え透いているのです。
このブログをご覧下さっている方もきっと・・・
お察しのとおりです。
この先は虫が苦手な人はご注意。
閲覧注意域に入ります。
はい、こんにちは!
今年もまた拾ってまいりました!
セミの幼虫です!
幼虫なんてもう見慣れたもの。
うちは通年、幼虫(クワガタ)を飼育していますから。
「なんてかわいいお尻ざましょ♡」
去年は羽化する姿まで見れなかったので今年こそはと旦那に一報。
珍しく定時帰宅し、夕飯を食べながら観察することに。
飼育セットに入れてから1時間後。
早速羽化が始まりました!
飼育セット・・・クワガタの冬眠用の虫かご、止まり木に換気扇フィルターを巻いたもの
全てクワガタのお下がりセットです。
実際にセミの羽化を見たことがあるという人は少ないのではないのでしょうか?
私だってそんなもの見たくも知りたくもありませんでしたが、息子の趣味に付き合っているうちにこんなことに。
家族3人で大興奮!
(娘は塾で不在)
慣れというのは怖いもの。
虫の誕生を見ながら平気で食事ができてしまうなんて。
「ぽんたちゃま!見てごらんなさい!」
「なんて神秘的な瞬間なんざましょ!!」
「こちらからのアングルも幽玄で幻想的ざます!」
海老反りから宙ぶらりんの体勢がしばらく続いたので、一旦その場を離れると
「脱皮の瞬間を見逃しちゃったたざます!!」
そしてヨチヨチと自力で殻まで這い上がり、テレビや本で見るようなあの姿に。
「なんてつぶらなお目々なんでしょ!」
羽の色は透き通った薄緑色で、左右共に2枚重なっているように見えました。
超絶感動的・・・!
羽化が終了したのか動かなくなったので、これにて観察終了。
相変わらずセミは苦手ですが、生命の神秘を垣間見る貴重な体験になりました。
朝になったら飛び立てるよう、このまま玄関外に出しておきました。
そして翌朝
あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ーーーーーーーーーー!!
「お父様!「クマの助」がたいへんざまぁす!!」
てっきりそう思っていたら、セミお得意の「死んだふり」で一安心。
早朝、近くの樹木まで連れていってやりました。
まるで巣立った我が子を見守る母のような心境です。
この日は安否を確認しに、3回見に行きました(笑)。
そしてその帰り道・・・・
また出た!!
連れて帰ろうかどうしようか随分悩みましたが、家には私ひとり。
そこまでの覚悟と勇気がなかったので、見なかったことに。
どうぞお達者で・・・。
息子の学習机には「クマの助」の形見がライトアップされて。
ヴィーナスの誕生のように祭られております。
息子の影響で年々昆虫ネタが多くなっていっているような・・・
昆虫嫌いを無理矢理克服するコツは、名前をつけること。
否が応でも愛情が芽生えますから・・・。