2018年 10月 02日
思春期哲学

「 人は何のために生きるのか 」
「 なぜ自分は生まれてきたのか 」
「 自分の存在価値とは何なのか 」
最近やたらと、娘からそんな質問が投げかけられます・・・。
ブログを始めた頃はこんなだった娘も、現在中学二年生。
悩み多きお年頃です。
友人関係も良好、担任の先生とも仲良しで、学校生活に不満はないという。
だけど、人生について腑に落ちないことが多いらしく、日々是葛藤。
何のために生きているのかと聞かれたから「家族のため」と答えました。
納得いかない答えだったようなので、
「じゃあ、自分の夢を実現させるため」
それもバッサリとダメ出しされました(汗)。
何が一番大事なのかと聞かれたので「あなたたち(子供)」と答えると、きれい事を言うなと、これまた厳しく却下・・・・・(汗)。
自分(娘)は家族にとって何の役にたっているのか。
難問出た・・・!
すぐに答えが見つからなかったので(ひどい母)
「・・・・・・・・・・・・・
しばらく回答できずにいました。
そうすると
ママはご飯を作ったり洗濯、子育てして家族みんなの役に立っているし、パパは働いてお給料もらって家族を養っている。
ぽんた(息子)は可愛い笑顔でみんなに癒やしを与えているけど、自分は何も役立つものがないのだと。
そんなことを言い出したので
「 あなたはこの家族を作るきっかけになったんだから、一番役に立っているんだよ! 」
と、とっさにそんな答えを出しました。
「 意味がわからん 」とにらまれたので
「 あなたが生まれてこなかったら、この4人はバラバラでしょ 。」
我ながらナイスフォローと思っていたら、それならぽんた(弟)が先に生まれただけの話だと・・・
何をどう答えても、彼女は完全反抗期。
納得させる術がありません・・・
昨晩は「損」と「得」についてでした。
制限時間を過ぎてもゲームをやめない息子をパパが叱り、ゲームを取り上げるという、なんてことのない一コマ。
それを観察していた娘は
「パパは怒ってゲームを取り上げたことで損と得をしている」と言うのです。
怒ったという感情は損だし、取り上げることでゲームをやめさせることができたのは得。
ゲームを取り上げられた息子にも同じく損得があるのだと。
難しい・・・
半泣きになっている息子をなぐさめている私に対しても
「ぽんたを泣かしたパパのかわりに機嫌を取る行為は損だけど、同時に好感度をあげる得もある」
・・・・・・・・・・・・・。
思春期哲学は複雑すぎて、最近母は疲れ気味。
それならば思春期の扱いに慣れているプロに頼もう・・・
担任の先生にも同じ質問をしてみたらと提案したら、本当に聞いてきた。
そうしたら、
生きるとは
「前に進み続けることだ!」
というありがたいお言葉をひっさげて帰ってきました。
ちなみに担任の先生は体育会系、30代の男性です。
生徒からも保護者からも絶大な人気を誇る熱血教師、さすが!
中学二年生、愛読書は住野よるさんの小説。
生徒手帳のケースにはなぜか市議会議員の先生が(汗)。
登校中、街頭演説の話を聞いて感心したのだと。
かれこれ半年以上、生徒手帳の中に武先生がいらっしゃる・・・。
中学二年生、多感なお年頃でございます。
息子の方は、只今ハロウィンのことで頭がいっぱいらしい。
こちらは単純明快でいい^^
生きるとは、前に進み続けること。
先生、そのとおりですね!!
ちなみにパパに「 何のために生きているのか 」と聞いたら「 自由になるため 」だったそう。
娘は納得したようだったけど、ちょっとまって、それって・・・
ただ釣りに行きたいだけではないですか!?
