2017年 02月 08日
賃貸壁DIY( 味付け・エイジング編 )
DIYリビング壁ペイント 最終章です^^
ちなみにこちらが完成図。
イメージは雑貨や洋服の映えるショップ風で、
ヴィンテージ風のエイジング塗装を施しました。
汚しすぎると壁自体が主張してしまうので、
エイジング加工は気持ち、控え目に。
昨日は下地塗りのところまでのレポだったので、
今日は表面の塗装をご紹介していきます。
before
下地の色はベージュとブルーグレイ。
この上に白い塗料を上塗りしていきますが、
今回最大の塗装ポイントは
左官コテで塗装するということです!!
漆喰塗りに使ったコテに塗料をつけて
漆喰塗りと同じ要領で上下左右に
塗料をのばしていきます。
厚み(凸凹)のあるテクスチャを作る時
普段はペインティングナイフを使うのですが、
今回は面積が広いのでコテで代用しました。
ランダムに散った塗料と波打ったような質感が得られ、
筆やスポンジとは違った表情に仕上がります。
ポイントはコテコテに厚塗りすること!
ちなみにペインティングナイフ記事はコチラ
↓
まだらになった隙間を刷毛で伸ばします。
刷毛の筋あとが気になる場合はスポンジで軽く抑えます。
粒子が浮いた砂壁のような質感が欲しいときは
スポンジペイントがオススメです。
表面塗装が終わりました!
ベージュとホワイトの淡いツートン壁が
できあがりました。
しかしこれで完成ではありません!
漆喰塗りも、下地塗りも、表面塗りも
今までの工程は、料理を美味しくするための
下ごしらえのようなもの。
DIYペイントの本当の楽しさは実はここから!
自分好みに仕上げていく、
ここからの味付けペイントなんです。
まず最初に味付けする調味料は
雑貨作りのフィニッシュペイントでも重宝する
フレームのラインや縁角に筆で着色し、
ティッシュペーパーを押し当てるようにして拭き取ります。
そうすると色褪せた茶染みが滲み広がったようになり、
経年劣化の味わい深さが加わります。
原液を表面に塗布すると濃さが目立つため、表面には
水で薄めたステイン剤をスポンジで塗布します。
水性ステインで描写することによって
うっすら汚れた茶染みの風合いと
木材のような質感を表現することができました。
そして次にご紹介するのが
ヘラです!
これは1本持っておくと重宝する便利グッズで、
こうやってヘラの先を表面に押し当てて
持ち上げるようにして塗膜を削ります。
実は厚塗りをしたのは
塗膜を剥がしやすくするため。
塗装が厚く膨らんだ部分は
下地から剥離しやすいんです。
肉眼ではわかりませんが漆喰上の塗膜は
浮き上がった状態になっていて、亀裂から簡単に
塗膜を剥がし取ることができるんです。
質感は柔らかく、ゴムのようなかんじ。
ヘラで塗膜を持ち上げたあとに指でつまむと
塗膜をめくり取るこもできます。
塗装から時間が経つと難しいですが、
塗膜が柔らかい間(一週間くらい)は大丈夫。
この作業は子供の力でもできるくらい簡単で、
削ったりめくったり、お遊び感覚で楽しめます。
ただ夢中になりすぎて剥がしすぎてしまった
ということにもなりかねないので、
腹八分目を心がけて^^
ステイン剤で染み加工したり
ヘラで塗装を剥がしていく工程は
DIYペイントの最終工程です。
完成イメージが見えてくるので
楽しくて、とてもやりがいのある作業。
ベース作り(漆喰塗り・下地塗り・表面塗り)は
少々面倒くさい作業ではありますが、
これを怠ってしまうと味付けペイントが生きてきません。
料理もメイクも、何事もそうだと思いますが、
DIYペイントもまずはベース作りが大切です。
ベースさえしっかり作っておけばあとは
好きに味付けしていくだけ。
自分好みのオリジナルテクスチャを作ることが
できるのはDIYペイントの最大の喜びです^^
塗装を剥がし終わり、
ようやくリビング壁のDIY作業が終了しました。
板壁作り → 漆喰塗り → 下地塗り →
表面塗り → 味付けペイント
明日は生まれ変わった賃貸リビング壁をご紹介します^^