2015年 02月 01日
失敗から生まれた赤錆風の裏技
↑ ここ ここ ^^
塗装が剥がれ、赤銅が錆びたような部分。
もちろん本物の錆ではなく
塗料で作ったものです。
実はこの正体
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これこれ
水性ステインの塗膜でした ^^
養生シート ( 透明ポリ袋だけど ( 笑 ) )
の上にこぼれたステイン剤。
これが赤錆風にすごく、いいんです。
ステイン液がポリ袋の上で
生乾きになると
ぺろり ~ ん ♪
ポリ袋から簡単に剥がし取ることができるんです。
カチカチに硬化することなく、
柔らかく、ゴムのような質感です。
( ウィンドウシールのようなイメージです。 )
これがとてもよい味わいを出してくれるのです。
↑
ポリ袋から剥ぎ取ったステインシールを
指でちぎり、ラックの角に貼ります。
指で押さえてくっつけます。
※ 生乾きの状態ならシールのように張り付きますが、
完全に乾燥した状態の場合は
ボンドなどで接着してください。
こぼれたステイン剤のグラデーションが
ペイントでは表現できないような
リアルさを出してくれるんです。
赤錆風のテクスチャ作りにぴったりなのです。
ちなみに雑貨作り・家具ペイントに使っているステインは
色は 「 オーク 」
黄すぎず、赤すぎず、青すぎず、
実によい塩梅です。
実はこのステインシールは失敗からの産物です。
それは一昨年に遡りますが、
ブロカント雑貨本の制作時に
養生シートにこぼれたステイン剤の上に
作ったものを置きっ放しにしてしまったのです。
うっかり。
気付いた時には時すでに遅し。
軟化したステイン剤が作品に
ぴっとり張り付いているではないですか!
一瞬血の気が引きましたが、
よく見てみると、これは ・・・ !!
混色した絵の具では表現できない、
まさにその時私が求めていた無骨な錆び風!
生乾きのそれはシールのよう。
夢中になってちぎっては貼り、
ちぎっては貼り 、、、 。
まさに失敗が導いてくれた成功でした。
本の中では省略していますが ( スペースが限られているので )
失敗したことがよい方向に動くことも、
実は少なくありません。
特に本作りの時など、
土壇場まで追い詰められている時は
やらかすことが多い ( 笑 ) のですが、
新しい発見があるのは実はこんなとき。
普段はしない( 思いもしない )ことをしでかすので、
こういう時こそ変革のチャンスだったりします。
そんな今回のステインシールが生まれたのは
↑ ブロカント雑貨本の表紙でも紹介している
ワイヤーシェルフ。
材料はダイソーのバーベキュー網5枚。
関連記事 → 壁掛けワイヤーシェルフ
ステインシールもプラスして、
是非作ってみてください ^^