2011年 04月 02日
ブログジャック☆第3話
バズ、 ちょっとこれ見てくれないか? ↓
バ 「ん!? なんだこの写真は?」
いやもしもね、製作が進まなかったりした時のための
「緊急用ブログ画像」 を作っておいたんだ。
TAKUMYのことだから、ちょっと
失敗したりでもすればすぐに飽きちゃって作業を終了しちゃうだろ?
そうなったらその日のブログ更新が危うく
なってしまうから、そんな時にはキレイな
この風景写真でも貼って、時間稼ぎをしようって寸法さ。
バ 「いやウッディ、どうやらその心配は無用のようだ!
今日は一日丸々休むことなくTAKUMYは真剣に作業してたぞ。」
バズ、それは本当かい!?いや~よかったよかった!!
じゃ今日はなんとか更新出来るってことだね!
バ 「その通りだ。ではウッディ、こうして話してばかりだとまた昨日のように
文字ばっかりの記事になってしまうから早速本題をスタートしてくれたまえ!」
OKOK! じゃ早速いくよ!
今日からは写真もふんだんに使っていくから
しっかりと見てやってくれよな!
さてさて、まずはこの端材、もう一度見てみて ↓
この中からまずは棚部分に使えそうな
材木を探すところからスタートだ。
できるだけ棚の奥行きがとれるような
幅のある板があるといいんだが・・・。
バ 「おお、ウッディ! これなんてどうだ?」 ↓
お~バズ! これはちょうど良さそうだね!
幅は・・・一番大きいので20cmくらいか。
でもこれが端材の中では最大だからこれでいこう!
バ 「そういえば、今回は設計図が
見あたらないが、どこにあるんだ?」
匠 「今回、設計図は書いてないよ。」
えええええええええええええええええええ!?
設計図も書いてないなんてどうするんだよ
TAKUMY!! それくらいちゃんと書いといてくれよ!
匠 「ウッディ、今回は端材を使うわけだろ?
となると、思うような寸法の材木が
無い場合がある、いや、無いことの方が普通だ。
だとすれば、設計図書いたってムダに
終わってしまうから、今回は現場で
端材探しながら作っていくんだよ。」
なるほど! じゃTAKUMYを信用して
このまま進めていくとするよ!
まずさっきの3枚の板、これはここに使うんだ ↓
幸い3枚とも横幅が全部同じ 45cm だったから
この棚の幅は45cmに決定だ。
あとは奥行きだけど、これは一番大きな端材板を最大幅として、
他の2枚の幅を考える。3枚とももちろん幅が全然違うから
完成時の棚のデザインをイメージしてジグソーを使ってカットするんだ。
その「ジグソー」ってのがこれ ↓
この道具についての詳細はこちらを見てくれよな!
そしてこれで切り出した切削面がこれ ↓
やっぱりどうしてもこう ガザガザ になっちゃう。
こういったバリを取ったりするにはもうおなじみのこのコンビ ↓
「紙ヤスリ」 と 「当て木」。
紙ヤスリには、荒さの違いによって「番手」っていうのが
数字で記されているんだけど、この場合のような切削面処理
には80~100番くらいがベスト。
この紙ヤスリを当て木にぐるりと巻いて、
切削面と平行にやすりを当てていくんだ。 ↓
こうすれば切削面が綺麗にツルツルになるよ!
これで棚部の板が完成!・・・ってしてももちろんいいんだけど、
やはりここはオリジナリティーを出すためにもうひと工夫。
こいつを使うよ ↓
これは 「トリマー」 っていう道具。
この道具も詳しくはこちらを見てくれよな!
で、このトリマーを使ってデコレーション加工をしていくんだ ↓
ど~だい、もう最高だろ~☆
見た目のイメージが一気にエレガントになる☆
TAKUMYの奥さんがオーダーする家具は
フランス家具のイメージのものが多いから
この 「トリマー」 ってやつはTAKUMYの
家具作りには必要不可欠な存在なんだ。
で、今回このデコレーションに使ったビットはこれ ↓
「ひょうたん型」 のビット。この赤い部分がものすごい勢いで
回転して木を彫っていく っていう仕組み。
ただこれ、いつも言ってるけど非常に危険な道具。
回転中にこのビットにちょっとでも触れれば
間違いなく大変な大けがをする・・・。
それともう1つ、別の問題があるんだ。それは「切削屑」。
ちょっとこれ見てみて ↓
たった45×20cmくらいの板1枚を
トリミングしただけでこれだけの切削屑が出るんだ。
これでは、部屋の中はもちろんのこと
ベランダや車庫とかで使ってももう大変なことになっちゃう!
ある程度広いワークスペースってのが絶対に必要だよ。
よし!これで棚部の板が出来たぞ! ↓
ここで次の板切りに取りかかりたいとこだけど、
今回はステインを使って、木目を活かした飾り棚にしたいから
組み上げ後では綺麗に塗れない場所に先にステイン塗装しておくんだ。
その 「ステイン塗料」ってのがこれ ↓
今回は 「オーク」っていう色を使うよ。
この塗料を塗るのは 「刷毛(はけ)」っていう筆を使うんだ。
経験上、どんな塗料でも 「万能用刷毛」
ってのを使えば問題なく綺麗に塗れる。
で、刷毛を使ってステインを塗っていく ↓
こんな感じで臆せずガンガン塗っていくんだ。
ポイントとしては
★ わりとたっぷりと塗料を刷毛につけて塗る。
★ 木目と平行に塗っていく。
ってとこかな。 ステインは、下地の木目が透けて
見えるから、木目と垂直に塗ってしまうとこうなる ↓
ちょっと分かりにくいけど、木目に対して
直角に 「不自然な線」 が出てるのが分かる?
ステイン塗装の場合、どうしても筆跡が出てしまうから
「木目と平行に塗る」ってのを忘れちゃだめだよ。
塗料を乾かしている間に次の工程だ!次はこの部分を作るよ ↓
ここの部分にもトリマーでちょっとしたアクセントを入れてみる ↓
こんな感じ。 これ、実はさっきと同じ
「ひょうたん型」のビットを使っているんだ!
え? なんで彫り型が違うのかって??そのヒミツはこれ ↓
ビットの露出長を変更したんだ。
ちなみに最初のデコレーションを入れたときの露出長がこれ ↓
なんとな~く 分かってもらえたかなあ?
こんな感じでちょっと工夫してビットを
使えば表現の幅がグンと広がるってわけだね!
おーっと! 気が付けばもうこんな時間か・・・。
今日はもう少し作業が進んだから明日も無事、ブログの更新ができそうだよ!
じゃ、みんな、今日も最後まで見てくれてありがと!☆
また明日も会おうぜ~! アディオ~ス!!
つづく